クラミジア感染症とは?
性行為によってうつる感染症の中で、日本で最も感染者数の多いものが性器クラミジア(正式な名称はクラミジア・トラコマティス)感染症です。
女性が感染すると、まず子宮頸管炎がおこります。また、自覚症状がないままに経過することも多く、気がつかないうちに病状が進行したり、パートナーに感染させたりすることもありますので特に注意が必要です。
治療が遅れるとクラミジアが上行性に移行するため、子宮内膜炎や卵管炎などを引き起こすこともあり、子宮外妊娠や不妊症の原因にもなると言われています。
妊婦さんの場合、出産時にクラミジアが産道で新生児に感染し、高い確率で、結膜炎や肺炎を引き起こすことが知られています。
クラミジア感染症は簡単に検査できます!
クラミジアに感染しているかどうかは、外来で子宮の分泌物を採取することにより簡単に検査できます。
当院では、広島市医師会臨床検査センターに検査を委託しています。
治療方法は?
もしクラミジア感染症と診断されても、クラミジアによく効く抗生物質で確実に治療することができます。また、性行為による再感染を防ぐためにも、パートナーも同時に治療することが大切です。
以上のような状況を考慮し、本検査の実施にご理解をお願いいたします。