単純ヘルペス特異抗原検査のごあんない

単純ヘルペスウイルス感染症は、ウイルスの型の違いによりT型とU型に分けることができます。
以下に、単純ヘルペス感染症の概要と特異抗原検査についてご説明いたします。

【単純ヘルペス感染症とはどんな病気ですか】

1. 単純ヘルペスウイルスと再発について
ヘルペスウイルスは一度感染すると症状がおさまった後も、神経細胞内に住み着いてしまいます。そして免疫力や体力が低下した時あるいは強いストレスがかかった時などに神経細胞から皮膚や粘膜に出てきて病変を作ります。これをヘルペスウイルスの再発といいます。

2. 単純へルペスT型・U型の主な臨床症状について
ヘルペスT型:口唇ヘルペスともよばれ、初感染では口唇や口の周りの広い範囲に水ぶくれが多発し、発熱やリンパ節の腫れをともなうこともあります。再発の場合は、症状も軽く水ぶくれも一部分に限局しています。成人ではほとんどの人が知らないうちに、免疫を獲得していると考えられています。

ヘルペスU型:性器ヘルペスともいわれ、性行為によりにウイルスが感染します。初感染では外陰部には水ぶくれやびらんが多発し、排尿痛、発熱やリンパ節の腫れをともなうことも多いようです。再発の場合は、症状も軽く小さい水ぶくれやびらんが少数できる程度です。
成人ではかなりの割合で免疫を持っているといわれていますが、心身の疲労・性行為などの局所刺激・月経などに伴って発症(再発)します。

3. 性器ヘルペス感染症と妊娠について
外陰部にヘルペス性病変が存在する場合には、産道で赤ちゃんがウイルスに感染することを防ぐため、帝王切開を選択いたします。これにより赤ちゃんへの感染を著しく低下させることができます。


【単純ヘルペス特異抗原検査について】

単純ヘルペスへの感染の有無、および、T型・U型の判別については、外来で患部から感染細胞を採取することにより簡単に検査できます。
           
    
その他ご不明な点、ご心配な点がございましたら遠慮なく医師にご相談ください。

当院では広島市医師会臨床検査センターに検査を委託しています