妊娠中の超音波検査の意義(H18年4月21日)
Q:先日妊娠8週で超音波で赤ちゃんをみせてもらいました(28歳)

A:妊娠中にクリニックに来院されて、一番喜ばれるのは超音波検査です。超音波検査としては、内診室の経膣超音波と妊娠5ヶ月以降にベッドで行う経腹超音波(白黒だけのものと血流が測定できるカラードプラと立体画像が出せる3D、4Dなど)があります。エコーで妊娠初期に子宮内の胎嚢を確認して子宮外妊娠を否定し、胎児の心拍動を確認し稽留流産の否定や双児のチェック、妊娠10週の座高=頭臀長(3cm)により出産予定日の再確認の他、妊娠後半期にも、子宮口の開大と前置胎盤のチェックに有用です。経腹超音波は妊娠5ヶ月から使用されますが、児頭、腹部、大腿骨長の3つで推定体重を行っています。超音波ビデオは録画も可能で、私は無料で録画してあげています。将来子どもたちが結婚式の披露宴でつかってくれるかもしれませんよ。

(緑井レディースクリニック院長 : 林谷誠治)