病理検査ってなに?
病理検査とは、採取させて頂いた組織を顕微鏡を用いて行なう検査です。
婦人科の領域では、主に子宮がん検診の際に、子宮の入り口部分(子宮膣部と言います)や、子宮の奥の部分(子宮体部と言います)から極一部を採取させて頂き、がんの有無のほか、種々の感染症や出血の原因などさまざまな病気を調べる検査です。
手術により摘出させて頂いた組織も対象となります。
患者様の診断と治療に無くてはならない検査のひとつで、最終診断となることも多い検査です。
誰が検査しているの?
婦人科医,病理医,臨床検査技師が協力して検査をしています。
病理医ってどんなお医者さん?
病理検査を専門とする医師です。
当院では広島市医師会臨床検査センターより広島大学医学部分子病理学教室(第一病理学教室)の先生に依頼しています。
最終診断にかかわるため、医師の中の医師と呼ばれることもあります。
臨床検査技師ってどんな仕事をする人?
国家資格である臨床検査技師の免許を持ち、主に医療機関で病理検査,細胞診検査,血液検査,心電図検査,細菌検査,などの検査業務を専門に行なっています。
どんなふうに検査しているの?
当院では広島市医師会臨床検査センターに検査を委託しています。
標本の作製 → 細胞検査士が受付,染色,等を行います。
病理診断 → 病理医が診断します。
治療中の患者様のものであればその効果の判定を
行なう場合もあります。
尚、診断結果の詳細については婦人科医にお尋ねください。
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